三方善し
「売り手よし、買い手よし、世間よし」
そこれぞ、マーケティング!って言葉だなぁ・・
マーケティングでは、「財・役務の交換(取引)後は、売り手も買い手も大いに満足していること」が大前提・・・さらに、近年になって重要視されているソーシャルマーケティング(社会との関わり=世間よし)という概念まで入っている。
近江商人は、日本が誇る世界一のマーケッターに違いない!
American
Marketing
Association
(アメリカ・マーケティング協会)もマーケティングの定義をもっとシンプルに、いや、ズバリ「売り手よし、買い手よし、世間よし」にすればイイのに・・・(笑)
商売の十訓
1 商売は世の為、人の為の奉仕にして、利益はその当然の報酬なり
儲ける利益に後ろめたがる必要はない。利益の大きさは「提供する付加価値」の大きさ。つまり顧客にとっての適切な付加価値分が、自社にとっての利益となるのだから。
・・・付加価値にそぐわない高価格は問題外だけど(苦笑)・・・
2 店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何
経営資源の不足を嘆くのではなく、「お客様に満足して頂くため、経営資源をどのように活かすか?」に注力したいものだね。
3 売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永遠の客をつくる
アフターサービスはコストではなく、投資そのもの!なのね。
4 資金の少なきを憂うなかれ、信用の足らざるを憂うべし
「お客様からの信用・信頼こそ、最高の経営資源」コレ常識!
お金で買えず、会社の規模にも無関係・・・最高の差別化要因だね。
5 無理に売るな、客の好むものも売るな、客の為になるものを売れ
「顧客にとっての真の付加価値とは?」
もしかすると、当のお客様自身も気付いていないかも・・・
「顧客にとって、真に役立つものは?」
深く掘り下げ、考え続けて初めて見えてくることがある。
6 良きものを売るは善なり、良き品を広告して多く売ることはさらに善なり
本当に良いものなら、より多くの人に使ってもらいたい!
多くの人に使ってもらえれば、より安く作れるようになる(最小最適規模内であれば)。
そうなればキチンと利益が確保でき、顧客に還元できる。
7 紙一枚でも景品はお客を喜ばせる、つけてあげるもののないとき笑顔を景品にせよ
「お客様に喜んで頂くために何が出来る?」
あらゆる可能性を探り、与えられる限り与えよう。
フリー(無料)コンテンツなどもその一つだね。
8 正札を守れ、値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ
バーゲン、バーゲンでは、元の値段が信用できなくなってしまう。
バーゲンでないと売れないのなら、元からその価格は間違っている!
9 今日の損益を常に考えよ、今日の損益を明らかにしないでは、寝につかぬ習慣にせよ
「お客様満足の尺度が会計」に表れる。
会計は経営者の通信簿、しっかり把握して経営改善に役立てなければ勿体ないね。
10 商売には好況、不況はない、いずれにしても儲けねばならぬ
環境が変わったからといって利益が出せないのなら、それは経営しているとは言えない。経営とは時を経て営み続けることなのだから。 我が強みを如何に環境に合わせるか? 時流を読むとはそういうことだね。
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